完全オーダーメイドのかみ合わせ治療
お顔やお肌の色などに個人差があるように、咬み合わせにも個性があります。そして当然のことながら患者さんお一人おひとり希望される治療や治療のゴールにも違いがあります。それらをしっかり伺ったうえで治療方針を立案し、ご提案し患者さんの同意を頂いてから治療を開始いたします。
一端開始した治療であっても、新たなご要望や疑問が生じた場合には再度ご説明、ご相談させて頂いて仕切り治すことも可能です。様々なニーズに素早くかつ的確にお応えするためには常に最新の知識と技術の習得は怠りません。
歯科分野以外の力も噛み合わせに
そして単に最新を取り入れるのではなく、そこに豊富な経験と歯科界に留まらず、医科、関連産業のなどの他分野の情報を勘案しながら、患者さんの為になるものを採用するようにしています。
咬み合わせは単に患者さんに「カチカチ」咬んでもらっているだけでは診ることはできません、動態で診る咬み合わせ治療をご体験ください。
ミクロ単位で咬み合わせ治療
歯科医院で治療を受けられ、歯にモノを詰めたり、冠やブリッジを被せたり、入れ歯を入れる、インプラントを植立するなど行った場合、必ず「咬み合わせ」の調整がなされます。
赤や青の色がついた紙(咬合紙:こうごうし)を口の中に入れ「カチカチ咬んでください」と歯科医師は指示をし、次にその色の付き方で「咬み合わせ」をチェックして調整が行われます。
さて、先ほど「カチカチ」だけでは診ることができないといいました。「カチカチ」咬んだ位置は咬みあわせの終着点、即ち上下の歯が触れ合いすっかり口が閉 じられた場所です。
診なければならないのは以下3点。
- 上下の歯が最初に触れあう場所-
- そこから終着点までの顎の動き-
- 終着点での咬み合わせ位置-
次に大切なのは咬合紙の厚さです。精密に咬みあわせを診ようとするのであれば咬合紙の厚みは薄ければ薄いほど良いことはお分かり頂けるでしょう。30~40ミクロンの咬合紙が用いられることが一般的ですが、当院では12ミクロンのモノを主力に必要とあれば8ミクロン、9ミクロンのモノも駆使して診察しています。
全身を診た咬み合わせ治療
歯医者で全身を診る?もちろん診ます。全身を診ずして正確な咬み合わせ調整は出来ません。体の中心に対して頭蓋骨の位置がどうなっているのか、下の顎がどうなっているのかを診てその方にとっての咬みあわせのベストポジションを決定します。
ご存知のようにヒトの頭蓋骨はとても重く、それを如何に支えて直立歩行をするのか?また、直立歩行する際に足に伝わる振動を脳(頭蓋骨)に如何に伝わりにくくするのか?進化の際の課題の一つであったはずです。
脳(頭蓋骨)に振動を与える直立歩行以外の要因に咬み合わせ(食事、話すなど)の際に起こる上の歯と下の歯の接触です。
一説には咬み合わせ時には自身の体重ほどの力が掛るとも言われ、見過ごすことは出来ません。
咬み合わせの不調が原因で、歯や歯ぐきの症状に留まらず、首、肩の凝り、頭痛、腰痛、めまい等々様々な問題を生じさせてしまいます。必要に応じて、整体やハリ治療、吸い玉なども取り入れて診療を行っております。